前回の記事を読んで、ハッとさせられたかたもいらっしゃるでしょうね。
ミニチュアダックスも家族の一員となった以上は、病気になったら治療をしてあげなくてはなりません。
今回は、ミニチュアダックスが、比較的かかりやすい病気についてお話してみようと思います。
胴長で短足でもあるミニチュアダックスは、なんと「椎間板ヘルニア」になってしまう場合が多いのです。
人間でも椎間板ヘルニアの患者は多いですから、その痛みがどれほど辛いものであるのか、耳にしたことがあるのではないでしょうか。
人間は二足歩行だから腰の病にかかりやすいなどと言われることもありますが、四足のミニチュアダックスであっても、椎間板ヘルニアにはなります。
見た目の症状としては、歩きかたがヨタヨタした感じになったり、立ち上がれなくなったり、後ろ脚を引きずってしまうなどということがあります。
悪化しますと、後ろ半身が麻痺してしまい、排便排尿障害などをきたすこともありますから、出来るだけ早い発見が重要です。
予防としては、過度な運動をさせないこと。
大きくジャンプさせたりしないこと。
段差の部分を長く歩かせないこと。
肥満にさせないこと、などです。
なんとなく、元気がなくなったり、動きが鈍くなったり、脱毛や薄毛などになったりする場合には、「甲状腺機能低下症」の疑いが出てきます。
この病気は、甲状腺ホルモンの低下によって起こりますから、病院でなければ治療できません。
遺伝性の場合が多いとされていますから、予防策がないのが残念なことです。
ですが、早期発見し、早期治療することで、悪化しないですむでしょう。