ミニチュアダックスを飼うのに必要な道具も揃え、飼い主としてのマナーもしっかりと心得て、いよいよ家族の一員として家に迎えるときがきました。
本当にしっかりとした心構えが出来ているでしょうか。
今一度、ご自身の心の中を確認してみてください。
昨今は、大変なペットブームですが、ペットを飼うということはぬいぐるみを買うのとはまったく違います。
ぬいぐるみは、なんでも好きなように言うことを聞いてくれて反抗などいっさいしないでしょうが、実際のペットはいうことを聞いてくれないこともありますし、反抗もします。
言葉も通じませんから、飼い主の方には、おおらかな心と忍耐も必要となってくるのです。
そして、一度家族の一員として迎え入れた以上は、いつか命の終わりが来る時まで、責任を持って面倒を見なくてはならないのです。
犬の寿命というのは10年以上はありますから、その間ずっと、自分の子供のようにして面倒を見る心構えが出来ているでしょうか。
飼ってしばらくの間は、可愛くて一生懸命に面倒をみていても、やがて飽きてきて、散歩にも連れ出さなくなったり、食事の時間を忘れてしまうようになったり・・・そういう飼い主も少なからずいるのが現実です。
もっとひどいのは、飼えない理由が出来たとか、飼うのが面倒になったなどという理由で、捨ててしまうことです。
わざわざ車で遠くへ行って、捨ててくるというかたもいらっしゃいます。
動物は、言葉が話せないですから、なにもわかっていないだろうと思うのは間違いなのです。
捨てられたことで、大きく傷つくのです。
実際、食べ物がなくて餓死することもあるでしょうし、保健所に処分される可能性も高いでしょう。
あなたの買ったばかりのミニチュアダックスが、そのような残酷な目に遭わないよう、命が終わる日まで必ず面倒を見ると心に誓えるかただけ、家族に迎えてあげてください。