ネコを家の中で飼っていると、少々困った習性に手をやくことがあります。
それはネコの爪とぎです。
大きな爪痕を残すことで、強いネコがいるように思わせているのです。
しかし、ネコには爪とぎは必要な習性なので、やめさせることはできません。
傷を見つけた時にはつい怒ってしまいがちですがそこは心を落ち着けて、ネコにきちんと専用の爪とぎを準備してあげてください。
それはネコが緊張を感じた時に緊張発散のために行う習性なので、最後までやらせてあげてください。
そして爪とぎで爪をとぐようにネコに教えてあげましょう。
ネコの爪は古くなってくると、カサブタのようになります。
そしてその古い爪の下から新しい爪が生えてくるのです。
伸ばしっぱなしにしておくと思うように物はつかめないし、爪は折れてしまうし不便です。
またネコは自分の縄張りを示すためにマーキングをします。
もうひとつネコが爪とぎをする理由があります。
何か嫌なことがあるとネコでも緊張を感じて、無作為にバリバリと音を立てて爪とぎをします。
ネコが爪を引っ掛けて「バリバリ」と音を立てているときはこのカサブタをはがそうとするためです。
このときネコに注意して途中でやめさせてしまうと、ネコにさらなる緊張が溜まってしまいますから、ぜひ緊張発散のために行う場合があります。
ネコは爪とぎを習性として行う生き物なので、家の中の机や台などの調度品や柱などいたる所に跡が残ってしまいます。
しかし、決してネコを怒らないでください。