現在言われているこの砂かけ動作に関しての有力な説は二つあります。
1つは獲物に自分の存在を気付かせないためではないかと言われています。
ネコはトイレで便や尿を出した後に、その上から砂をかける習性があります。
ネコは狩りをする生き物なので、自分の存在を周辺の小生き物に知られないために便や尿を隠すことをするようになったと言われています。
実際にグループのボスネコだけが、この砂かけ行動を行わないことがわかっています。
そのため自分が縄張りとしたくない箇所で、尿や便をしてしまった場合、縄張り争いになってしまうといけないので関係のない尿や便に関しては砂をかけて隠す習性を身につけたのではないかと言われています。
ただし本能から行っているということで、生きていく上に必要なものであったことは間違いないでしょう。
もう1つは縄張りを誇示するためのものではないかと言われています。
ネコは便や尿といった排泄物で縄張りを主張したりします。
またネコは餌にも砂かけのように皿に向かって砂をかけるような動作をすることがあります。
飼いネコの場合、家の中では実際に砂をかけることはできないのですが、ついそのような行動をしてしまうのだと思います。
これは誰かが教えたものではなく、ネコが本能から行っている行動つまり習性なのです。
なぜネコは尿などに砂をかけるのか、明解な理由は現在もわかっていないそうです。
他の生き物に見つからないように餌を隠しておこうということで、砂をかけるような動作をするのだと言われています。
これはおいしい餌を食べたとき、お腹いっぱい食べてそれでも食べられなかったものを残しておこうとするときに行う習性のようです。