ネコは危険を感じたら、逃げたり攻撃したりする習性があるため、かみつかれてしまうことがあるのです。
ですから、少しでも抱かれ心地が悪くなるとネコは不安を感じて逃げ出すか、かみつくのです。
身体がずり落ちそうであるとか、身体のバランスが悪く前半身だけしか抱いていないとか、身体が不安定な状態を嫌います。
またネコは撫でられるのも大好きです。
撫でられると、なめられるのと同じくらいのスキンシップをはかっていることになります。
抱っこされている状態でもかみつく習性があります。
首をつかむとかお腹だけを持って抱こうとすると嫌がります。
ネコが不安を感じてしまうのです。
両方の手で胸とお尻の部分をすくうようにして抱っこして、後半身を包み込むようにしてあげると安定して抱くことができます。
暖かい身体のネコを抱っこしていると、抱いている方まで暖かくて気分がよくなってきます。
ネコには危険を察知すると、例えオーナーに抱っこされている状態でも、ネコにとってはすぐに逃げ出すことができないというとても危険な状態です。
そこで、逃げ出してしまったり、かみついてしまったりするのです。
これはネコの首筋やあごの下やお腹など、撫でてあげてネコが喜ぶ所は、ネコの急所にあたるからです。
皮膚の感覚がとても敏感な部分なので、適度に刺激を与えてあげるとネコは気分がいいのですが、ちょっと刺激が強くなってしまうとネコは不安を感じてしまう抱き方は、安定感のない抱き方のことです。
しかしこれもまた撫でている途中に、突然ネコの態度が変わってしまうことがあります。
ネコは心底信頼している人にしか安心して抱っこをさせてくれません。