ネコの睡眠時間はなんと14時間もあります。
しかし、この14時間ネコはずっと熟睡しているわけではありません。
ネコが心身共に休めているのはノンレム睡眠のときで、14時間のうちトータル3時間程度しかありません。
子ネコや老ネコの場合1日に20時間以上寝るものもいます。
ネコの眠りがいかに浅いものなのか、おわかりいただけると思います。
人でも同じですが、眠りが浅いために脳から身体の部位に刺激が伝わって動くのだと言われています。
一日のうち3分の2以上の時間、ネコは眠って過ごすのです。
子ネコの場合は、このレム睡眠のときが、身体内の神経をつくる大切な時間だと言われています。
これはネコが野生のころに、獲物を次いつとることができるかわからないので、寝て身体力を温存するスタイルをとっていたなごりでもあるのです。
少し物音がしただけで、すぐに目を覚ますという緊張感をもって眠っています。
ネコはレム睡眠のときに身体をピクピクとさせることがあります。
これは昔、ネコが狩りをする習性をもっていたときのなごりです。
いつ敵がやってくるかもしれない状況で、熟睡することはせずにほんの小さな物音でも起きることができるようになったのです。