犬小屋の位置とトイレの位置は離した方がよいと言われています。
屋外で飼っている場合は臭いが気になるわけではありません。
しかし、庭の中ならどこでもいいと言うことではありませんから、ここがトイレなのだとわからせておくことが大切なのです。
野生の犬の場合は尿の臭いで巣の場所がわかってしまわないように、巣から離れたところで用をたします。
習性として巣から離れたところをトイレとするのです。
しかし、人間に飼われている犬の場合は、しつけをしない限り固定したトイレの位置を覚えません。
犬小屋やケージを清潔にするためにも、日常的にいる場所とトイレは離しておくことが必要なのです。
トイレのしつけは犬を飼い始めた最初に行わなければなりません。
1か月が目安です。
犬がトイレに行きたくなったと思ったら、トイレと決めた場所に連れて行きます。
朝起きてすぐ、食後2時間くらいでトイレに行きたくなるはずです。
トイレに連れて行く時には号令を決めておくとよいでしょう。
別に大きな声で言わなくてもいいですが、「トイレ」「おしっこ」など言葉を決めておくことです。
それによって条件反射が生じます。
トイレの時間ではなくても、自分でその気になるのです。
また、犬だけを置いて、外出する時などもトイレの場所を覚えているのです。
犬の様子を見て、トイレに行きたいかどうかはわかりますが、そのためには常に注意を払っておく必要があります。
犬のしつけをするためには飼い主も根気がいるのです。