ネコを見ているとたまにケホケホと咳のようなものをして、毛のかたまりを吐くのを見かけます。
普通はその場で吐きだすか飲みこんでしまったものは便と一緒に排泄されます。
すべてのネコが吐き出すわけではなく、中には吐かずにすべて便で出すネコもいます。
何かものがつまったようにケホケホと言いながら毛玉を外に吐き出します。
ネコは毛づくろいをして自分の身体をなめる習性があります。
ネコは毛玉を吐きたくても吐けなくて毛玉が大きくなりすぎてしまい吐き出せずにいる「毛球症」という病気の可能性があります。
一般的に毛玉を吐くネコは、長毛種のものがほとんどで、短毛種のネコの場合はほとんど吐きだしません。
しかしたまにネコに食欲がなくなることがあったり、便がずっと出ないことが続いたり、ネコの元気がなかったりしたときにはすぐに生き物病院を受診してください。
これはネコの習性である毛づくろいに関係があるのです。
吐いても吐かなくてもネコが元気であればそれほど気にすることではありません。
ネコによっては1回ですぐに吐き出せるものと、何回やっても吐きだすことができずに2、3日後にやっと吐きだすことができるネコもいるのです。
これが毛玉なのです。
こうして溜まった毛玉をネコは外に吐き出そうとします。