ネコには狩りをする習性があります。
ネコが特定の生き物を獲物として知覚するポイントがいくつかあります。
ネコはよく鼠を捕獲する習性があります。
まず「大きさ」をチェックします。
あまりに大きいものだと、狩りをするどころか逆にやられてしまうため、ネコが捕まえやすいサイズであることが重要です。
つまり自分の目の前を手ごろなサイズの生き物が逃げていこうとしたら、獲物と知覚してネコの狩猟本能を刺激してその標的に襲いかかるようになっているのです。
それはネコが狩りを行う、夕方や早朝の時間帯と鼠が活動する時間帯が同じであったことが挙げられます。
次にその生き物の動きもチェックしています。
自分に向ってくるもの、つまり歯向かってくるものは「敵」であり、逃げていくものは「獲物」であると知覚するのです。
そしてその音が何かをチェックしてつきとめてから狩りを始めるのです。
その点鼠やスズメなどといったネコより、小さいサイズのものが標的となるのです。
音をキャッチして「何だろう?」と探索を始めるのです。
ネコはまず鼠の立てるカサカサという音に反応します。
ネコにとって鼠が獲物となったのには、もうひとつ理由があります。
母ネコが獲物を定めてそれを子ネコに狩りとして、教えて学習させたことによる習性のようです。
どんな生き物を獲物にするかは母親次第だったというわけです。
つまりわざわざ鼠を探さなくても同じ時間帯に行動しているわけですから、出会う確率が高くて目の前によく現れたためにネコは鼠を捕獲するようになったのだということです。